先週、6月17日、協会健康サポート薬局研修にお申込みいただいた薬剤師、一万五千人を超えました。都道府県単位で見ても、東京は2500人、神奈川、大阪はそれぞれ1500人近くの方からお申し込みをいただいております。最近の情勢にデータ等とりまとめましたのでご高覧ください。
開始以来3年9カ月という期間で当初予想していたかった規模の研修事業に成長し、協会事業の大きな柱に育ちつつあります。講師派遣企業をはじめ協力企業各社に御礼申し上げますとともに、会員、非会員を問わず多くの企業に関心をお持ちいただいていることに改めて感謝申し上げます。会員企業では242社、非会員企業では587社、その他多くの個人の方々に本研修を活用していただいております。特に最近では、非会員企業からのお申し込みが多く、そうした企業様が会員になっていただけるという好循環が生まれています。また、資料にもありますように、1000人を超える社員に本研修を活用する企業もあります。
健康サポート薬局制度は4年前に始まった制度ですが、昨年2019年に改正された薬機法に基づき2021年8月から始まる新しい「地域連携薬局」とも深い関係があります。薬機法改正案国会提出の際や国会審議においてもこの関係に焦点が当てられ、①健康サポート薬局についてはその普及を一層推進しそのための施策を検討する、②健康サポート薬局の届出をした薬局が地域連携薬局の認定を受けることを期待する、③地域連携薬局認定に必要な研修を受けた薬剤師の配置についての研修に関しては健康サポート薬局研修を活用する、などの議論があったことは記憶に新しいところです。こうした情報につきましても資料に添付いたしておりますので、各企業の経営判断、政策決定等にご活用いただければ幸いです。
本年は3月から3か月間、新型コロナの影響もあり、集合研修の開催を延期するなどの措置を取ってまいりましたが、6月初旬より細心の注意を払いながら研修再開をいたしております。対策、対応についても最新の情報に掲載しておりますが、その一環として各会場の定員を半減させるなどしており、その結果、東京、大阪を中心にすでに定員に達する会場が多く、ご迷惑をおかけいたしております。協会としては会員企業の協力を得ながら開催会場を増やすなどの努力を続けて参りますので、ご理解のほど、また、引き続き研修参加のご検討、よろしくお願い申し上げる次第です。
協会の進めるSDGs達成のためにもよろしくお願いいたします。