会長挨拶

会長 首藤正一

日本保険薬局協会の活動に日頃から、ご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。当協会は2004年に保険薬局の経営者団体として設立されました。会の運営も17年目に入り、設立時256社であった会員企業は、現在、520社を超えるまでになっております。このほど、その会長に選任され、会長としての責務を重く受け止めているところであります。

我が国はすでに超高齢社会に突入し、人生100年時代においても持続可能な医療環境の実現を目指して制度設計が行われております。このような中で、薬局には各地域で構築される地域包括ケアシステムの一翼を担い、その役割を果たしていくことが期待されております。

しかしながら、その一方で、昨今の薬機法改正等の議論において、医薬分業のメリットを患者も他の職種も実感できていない、薬局の役割が見えない等の指摘がなされ、また、診療報酬等の改定においても、薬局業務の対物から対人への構造的転換や、調剤報酬の抜本的な見直しが進められているところであります。さらに、今般の新型コロナウイルスの感染は、世界的な規模に拡大し、医療システムに対する大きな挑戦となっています。

会長として、こうした情勢に対応し、薬局が真に国民の健康な生活を確保し、国民から信頼される存在となるよう、歴代の会長が築き上げてきた成果を踏襲しつつ、当協会として、次の5つの目標を掲げ、達成のための取り組みを推進してまいります。

  1. 患者や国民に、メリットを感じていただけるサービスを提供できるよう、専門職種間の協働を促進すること等、薬局・薬剤師の役割の見直しや業務の改革を積極的に推進すること。
  2. 次世代の薬局サービスのあり方を検討するとともに、薬局の将来ビジョンを持ち、持続可能な医療を実現するために、医療制度の改革に貢献すること。
  3. 国民に信頼される薬局であるために、会員企業のコンプライアンスをはじめ、リスクマネジメントを徹底すること。
  4. 自然災害への対応等、地域社会が抱える課題に対して、薬局・薬剤師機能を活用して取り組み、CSR(社会貢献)やSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献すること。今般のような感染症の蔓延についても、地域に密着した医療インフラとしての薬局機能を発揮して、感染拡大防止の一端を担うこと。
  5. すべての地域において、国民に安心・安全で質の高いサービスを提供するために、会員企業が環境変化に対応し、薬局機能を果たせるようサポートすること。

日本保険薬局協会は、会員各社のご協力を得て、この目標の実現に邁進する所存であります。これらの活動が広く医療全体の質の向上に結びつくよう、行政及び関係団体と連携してまいりたいと考えておりますので、行政及び関係団体の皆様をはじめ会員企業の皆様におかれましては、ご指導、ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 日本保険薬局協会
会長 首藤正一
株式会社アインホールディングス

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